こんにちは。折々の時折のたけです。久しぶりのBlog更新となります。
2023/3/27で移住して丸1年を迎えます。この一年はバタバタしながら目まぐるしく過ぎていきました。実際に移住前に想定していたやろうと思っていることは半分もやっていません。けれども、そのかわりに移住前には想定していなかった経験を沢山することができました。
毎日が本当に変化に満ちていて、今日経験したことが、次の日には置き去りにされてまた新しいことを経験して昨日とはまったく違う自分が居るという日々の繰り返しで、1週間くらいでまとめてBlogを更新することさえできないくらいの新鮮な情報量と活動量と変化量でした。
記憶のスナップショットとして Instagram にその場で写真を投稿することがなんとか手が回る感じで、「まとめて記録する」とか「わかりやすく伝える」などを行うことには手が回らなかったのと、それをやろうと思っていたことを忘れてしまうほどの日々の起きてから寝るまでの時間にびっちりと色々と感じて色々経験していました。
まる一年が経過して少しばかり余裕もできてきましたので、この1年にあったことを振り返ることを手始めのネタとしてBlogもぼちぼちと再開しようと思いますので、よろしくお願いします。
1年目の振り返り Agenda
1年の振り返りは次のような章立てで振り返っていきます。移住当初からの目的としてEdibleGarden編が本筋の話なのですが、この一年の振り返りとしては、移住や環境に馴染むことそのもののインパクトが大きかったため、あえて後ろ回しとなってます。そこまで深い意味はありません。
- 概略編
- 生活編
- 海編
- EdibleGarden編
- その他編
概略編
移住する前に固めていた自分のためにやりたいこととして明確になったのEdible Garden コンセプトはこちらです。
エディブルガーデンのコンセプト ver.2021summer
この思いつきから、移住物件探しを経て、実際に移住して一年がたちました。
豊かな生態系の中で自分の農地を取得してEdibleGardenを作るために、コネなし、親戚縁者なし、天草地方どころか九州地方への居住経験なしの状態で、東京から1300km離れた天草地方の島に移住してきた私ですが、地元の人々から見ると、とても珍しい人物に見えるようです。
冷静に振り返ってみると、「仕事はどうするの?」「畑をするのになんで天草に?東京からなら、もっと便利なところが他にあるでしょ?」「縁もゆかりもない土地で心細くない?」というのが通常の他人の反応で、1年たった今は、そりゃそう思うよね〜と思います。
また、自分と同じように都会に住んで、なんとなく移住してみたいと思っている人たちからは、「よく覚悟しましたね。」と言われます。これに関しては、勢いとかタイミングとか人生観とか自分の中のかなりパーソナルな部分の話なので、人と比べるところではないと考えています。
私の場合は、「豊かな生態系」のある地域として天草地方に出会いましたので、自分では意味があるのですが、初対面の人にいきなり大学などの研究職でもない自分が「豊かな生態系が〜」とか「EdibleGardenが〜」とか言っても、理解してもらうためのハードルが高いので、詳しい説明はあまりしていません。
実際には、かなり端折って簡略的に言っているので、嘘は言っていないのですが、本当のことを詳細に全部は言ってません。詳細を全部言っても混乱と誤解を生むだけなので、今後、EdibleGardenを通して自分がやっていくことを見てもらいながら時間をかけて地域にとけこめればいいなと感じています。
そんな感じで移住して1年間で一番重要、かつ1年通して住んでみないと具合がわからないことと思うのは、自分の家やEdibleGardenのある場所の気候です。
気候というのは比較的住環境に気候が影響しないようになっている都市生活とは違い、自然の中で生きていくようになると、気候に合わせて予定を組み立て、気候に合わせて環境を整えていく必要が出てきます。
移住前はざっくりと、地域の気候を「夏はどのくらい暑いのか?」「冬はどのくらい寒いのか?」「雨はどのくらい降るのか?」くらいの情報を調べてましたが、いざ住んでみるとそんなにざっくりしたものではないということがわかりました。
自分の家がある集落は山間で地域の天気予報とは違う天気ですし、家の周辺は雨降っているけれども1km先は晴れているなんてこともザラにあります。つい先日の3月に日中に20℃超えた日の早朝にマイナス気温みたいな激しい温度差があったりしました。
また、季節の変わり目は雨の日が続くことや、地温や風向きや風の強さなど、EdibleGardenを作るための情報や生活をするための情報は本当に住んでみないとわからなかったです。これらの情報がわからないというのが何が困るかというと、栽培する植物の種まきや定植のタイミングがまったく見通しがつかないということで、なにかあっても対処が難しくなります。
この気候に合わせて、生活やEdibleGardenの準備をしていく必要がありますので、1年目は本当に大変でした。元々は暑さ寒さも経験してから臨機応変に対応をしていこうというアジャイル式な移住でしたので、ある程度覚悟できていましたが、タイミング的にクーラーのない初夏や暖房器具のない初冬なんかはなかなかハードな毎日でした。
また、生活やEdibleGarden以外に、新たにもう一つ注力した活動がありました。それは、海での釣りです。有明海、八代海、東シナ海と2つの内海と1つの外海に囲まれている天草地方なので、「生態系」の情報として海の状態とその情報ってとても気になっています。「釣りを通して、海の状態を知る」というのはオーバーな表現なんですが、釣れる魚とポイントから、その地形、地質など、潮の流れなど、結構わかるようになってきました。あと、島の場合、「地元の魚を新鮮な状態で調達して食べる。」というのがお金に換算できない醍醐味だと思っていて、「せっかく島に住んでいるんだし、楽しんじゃえ!」というのが一番の理由なのかも知れません。
とにかく、天草地方が複雑な地形と複雑な生態系を持ち、そこでEdibleGardenを作っていくという本題の狙いは外していないと確信した一年というのが、概略の感想です。
以上で、概略編はおしまいにして、次回の生活編で都市生活者が移住してどのように変化していったかを書いてみようと思います。
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