【田舎暮らし 引越し】東京の都市部から1300km離れた島へ引越しをして2ヶ月で感じたこと

地域との出会い

こんにちは、折々の時折のたけです。

これは、引越しの荷物搬入の後、2ヶ月経った時に書いてます。

3月下旬に引越しをしました。

引越しのテーマは「臨機応変にアジャイル式移住」です。といえば聞こえがよいのですが、ようは「出たとこ勝負」です。

だって、まだ住んでいないからわからないだもん。

最低限のリフォームが済んだ家がどうなってるか、実際に目にしていなかったですし、各部屋の寸法とか詳細は計測していても生活動線がわからない。ましてや、築70年の家ですから、住んでみてからあれやこれやと、出てくるのは必須です。

東京との2拠点生活から始められる距離ではないですし、新居が整うまでに頻繁に通うことができなかったのです。

そんなこんなで、家具もカーテンも照明器具も何もないまま引越しました。

今回は、「アジャイル式移住」の本質でもある、「住んでみたから分かった課題のあれやこれや」を書いてみたいと思います。

想定や事前検討はただの妄想だった!

一応、引越しの計画はしておりました。んで、東京側でのトラックに荷物を載せ、部屋に残留物がない状態にするところまでは、おおむね計画通りに進みました。

引越し先に荷物を搬入するところから、まったく想定通りにいかなかったです。

想定しているとはいっても、「臨機応変」をテーマにしていたので、事前に決めていたのは、家に寝泊まりできるようにする段取りと荷物の搬入くらいです。

結果として、それ以外の部分、掃除して、家具を揃えて、いざエディブルガーデンの基礎工事を初めて〜なんていう部分の着手がまったく想定通りにいきませんでした。

下見やリフォーム検討の際に現地である程度は調査していたんですが、やっぱり住んでみないとわからないことばかりです。現地調査結果から想定していたことや、事前に対応を検討していた内容なんて、ただの妄想にすぎなかったんだなと思います。建築のプロだったら、その知見から想定できていたのかも知れないですね。

住んで2ヶ月で色々でた建物編

まずは、住んでみて1ヶ月で出てきた建物関連の要対応の課題です。

  • ウォシュレットが壊れていて使い物にならない(対応済み)
  • 台所のお湯がでなくて水がでる(対応済み)
  • 風呂場のシャワーが詰まってでない(対応済み)
  • トイレの手洗い場の蛇口からの水が飛び散る(対応済み)
  • 使い始めて2週間くらいしてから、水道の蛇口から赤い水がでるようになった(対応済み)
  • 台所の床がところどころガタついている
  • しまらない建具多数
  • 洗面台の水がでない。(お湯は出る)(対応済み)
  • 窓を閉めても隙間がある(対応済み)
  • 庭木がカーポートのトタン屋根を突き破っていた(対応済み)
  • 生活する上で庭木が思っていた以上に邪魔だった
  • 網戸の貼り直しが必須
  • 納屋のドアの蝶番が朽ち果てている

この家で暮らし始めてみないとわからなかったことばかりです。まぁ、築70年でここ数年は誰も住んでいなかった家ですから、色々でてますね。また、季節ごとに都度都度、何かでるもんだと覚悟してます。

これらの対応するのも初めてのことなのですが、できるものはDIYで楽しんで対応しています。おかげさまで、水回りの知識は増えました(笑)

頼んだリフォーム業社の方がそうなのか、リフォームというものがそうなのか、わかりませんが、どこにどういう問題があるのか?というのは誰も教えてくれなかったです。自分が修繕箇所を認知しないと依頼できないもんなんだなとつくづく思いました。そういう意味でも、「とりあえず住んでみる」は正解だったと思います。

最終的にお金をかけるにしても、住んでみてどこを改築したいか?がわかった上でお金をかけていけるってとても大きいと思います。

もし、住んでからのこういう問題がでるのが嫌なら、数千万円かけての建て替えやフルリノベーションを業社の方に依頼することくらいしか、今の自分には浮かびませんです。

住んで2ヶ月でわかってきた生活環境編

次に生活にかかわることです。ここは、良い点と悪い点がありましたが、悪い点もなんとか対処可能です。

  • スーパー3軒回ってもパクチーが手に入らない!
  • 近所の子供等が大きな声で挨拶してくれる(東京では、声かけ事案みたいなものもあるので、お互いに安易には挨拶もしなかったです)
  • 路地で取れる旬の野菜はとにかく安い
  • デザインや高機能やブランドを求めない実用的なもの関して、ホームセンターの品揃えと値段のバランスが神がかっていて、Amazonより安くて便利
  • 防虫、虫刺されについて、出費が重なる
  • 水道代金が高い

全般的に地方性が出ています。その地方に住んでいる人々にとっては当たり前のことで、都市生活では想像つかなかったことが徐々にわかってきた感じです。

農業・漁業が盛んな地域であることから、売っている食材に旬が出ます。逆に旬以外のもの、特に野菜ははあまり力をいれていないようです。旬のものを食べられるので、それで十分で、季節外れの食材はあまりあつかっていないようです。

また、ホームセンターコメリが近所にあるのですが、本当に助かってます。困ったことがあれば、大抵の道具や部材はそこにあります。デザインやブランドを気にしない実用的なものに関しては、すぐ買えるのは本当に大きいです。防虫剤や水道関連の工具など、急遽必要になってくるものも多くありました。

デメリットなのですが、防虫についての費用は、予想の上をいきました。殺虫剤だけでなく、忌避、いわゆる防虫剤や防虫のための装備や設備にお金がかかります。とりわけ、ムカデ・蚊・マダニについては常に気を使うような感じです。家が里山の集落にあるということも関係しているのでしょうけれども。体質にもよりますが、「外で肌を出したら、やられる。」くらいの経験をしております。あと、ムカデは本当に怖いです。しれっと、入り込んできて、足の上を歩いていたこともありました。

また、畑に行くときの服装も、短パンや半袖で草の生えているところに行くのは禁物です。首筋も含めて、常に肌を隠す必要があります。

家の中では、大量のバルサンもたきました。網戸の修復やサッシの隙間埋めなどもやりました。それでもちょっとした隙間やドアを開けたときに入ってくるのでベープマットや殺虫剤は必須となります。

2ヶ月住んでみて、この虫問題以外は、まったく問題ありません。

まとめ

2ヶ月で、これだけのことがわかってきました。

自分的には、1年住んでみて全部の季節での生活を通して、今後の改築プランや大きな買い物をしていきたいという思いが強いです。

梅雨も夏も秋も冬も、それぞれの季節でもっと色々と出てくると思います。都市生活の常識で考えたプランはほとんど役にたちませんので、不便なら不便を経験してから、便利にしていくのが「適応する」ってことなのではないか?などと思っている次第です。

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